ここではご自身で出来る簡単な鍵のお手入れの方法をご紹介。
鍵が回りにくい、入りづらい、鍵穴の奥まで挿し込めない、カギが抜けにくい時などに行うメンテナンスの方法ですが、必ず改善されるわけではありませんのでご注意ください。シリンダーの調子が悪いと感じたら手遅れになる前に早めのクリーニングをお勧めします。
ご用意頂くもの
鍵穴の潤滑剤(粉末タイプ)
ホームセンターなどで販売されているスプレー缶で料金はおよそ¥1,000~2,000円前後。ディンプルキーが主流になっている現在では様々なメーカーより潤滑剤が販売されています。錠前メーカーから販売されている鍵穴の潤滑剤スプレーには、「Inaho(FUKI)のキースムーサー」、「MIWAの3069」、「KABAのカバクリーナー」、「WESTのウエストメンテナンスクリーナー」などがあります。
- 弊社がよく使用している鍵穴の潤滑剤は「キースムーサー」
- 容量は約90mlのスプレー缶
- 種類はエアゾール(油性)
- 成分は潤滑パウダー ノルマルヘキサン
簡単お手入れの仕方
シリンダー内部のクリーニングには錠前メーカーが推奨している専用の「鍵穴の潤滑剤」をご使用下さい。
ご家庭にある“クレ556(CRC)”クレ556(CRC)やサラダ油を鍵穴にいれる方が多くいらっしゃいますが、一時は良くても後々故障の原因につながる恐れがありますのでシリンダー内部への使用はお控えください。
- 鍵穴からシリンダー内に潤滑剤を2回ほどスプレーする
- カギの抜き差し、回転させる作業を何回か繰り返す
鍵穴のメンテナンスは決して面倒な作業ではありません、たったこれだけでの作業で抜群の効果が得られます。
立地条件(周りに田畑が多く砂埃の影響を受けやすい)、使用頻度(一人住まいと家族4人で使用)によっても異なりますが、頻繁にメンテナンスをする必要もなく、半年に1回や、鍵を抜く時や挿し込む時に違和感(ひっかかりや重み)を感じた際に行うだけで故障を未然に防ぐ事が出来ます。
急に必要な状況になった時、専用の「鍵穴の潤滑剤」が手元に無い場合は「鉛筆の芯を削ってできた黒鉛」を代用する方法もあります。また、最近では100円均一ショップでも置いているお店があるので、一回だけの応急処置としてお買い求めいただいても良いかもしれません。
鍵が抜けなくなった!取り出せない!そうなる前に鍵穴のメンテナンスが日頃から大事になります。カギが挿しこまれるシリンダー内部は細かいバネとピンからなる部品の構成で出来ており、これらがスムーズな動きをしなくなる事でカギの抜き差しが容易に出来なくなる訳です。そして抜き差しが悪い状態のまま使い続けると最終的には鍵が抜けない、入らないといった具合になってしまいます。
- カギが抜けない、入らないトラブル
改善されない場合
鍵穴の潤滑剤をスプレーしても、カギの抜き差しが悪い、鍵の回りが良くないなど、症状が改善されない場合。シリンダー分解洗浄まで必要かもしくはシリンダーの故障が原因と考えられます。
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