鍵がクルクルと空回りするだけで解錠・施錠が出来ないトラブル。鍵がある物に対し行う動作として「カギを掛ける」、「カギを開ける」と言った作業がありますが、鍵穴にカギを差し込み回転させてもただ空転するだけで何も起こらない。この様な事態が発生した時の原因と対策をご紹介します。
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鍵空回りの原因と対策
カギが空転する主な原因
鍵がクルクルと回るだけで施錠も開錠もされない理由には、主な3つの事が原因として考えらます。
原因1つ目は、鍵（キー）の摩耗や劣化。
2つ目は、シリンダー故障。
3つ目は、錠前故障（本体ケース）。
施・解錠に必要なのは下記の１~3まで一連動作。何処か一つでも支障があればカギはくるくる回るだけとなってしまいます。
- カギはシリンダーを回転させる為の道具
- シリンダーは錠ケースを作動させる為の部品
- 錠ケース内の各パーツが連動しデッドボルトを出し入れ
カギが原因と思われる場合
カギが原因で空回りを起こすトラブルは限定される事が多く、下記画像の形を使用されている場合に起こり易い鍵トラブルになります。ご自身がお持ちの鍵と比較してみて下さい。
主にMIWA（ミワロック）の“ディスクシリンダー”と呼ばれる種類で国内で最も多く古くから使用されてる鍵になります。
ディスクシリンダー錠は、カギの先端部分の回転力で錠ケース動作を行っている為に鍵の先端が摩耗してしまう事で、錠前ケースへの連動が出来なくなってしまいます。ディスクシリンダー（MIWA製）の鍵が【原因と対策】
シリンダーが原因と思われる場合
シリンダーが原因で起こる空回り現象は、シリンダーから錠ケースへの力が伝わらなくなる事が理由となります。これは、シリンダー錠を固定している部品（ネジなど）が緩んだり破損したりした事が原因の場合と、シリンダーそのものの破損またはシリンダー部に付属している“カム”と呼ばれるパーツが外れた、折れたなどが原因として挙げらます。
＊特に長い“カム”をパーツとして使用しているチューブラ錠のシリンダーで起こりやすい鍵トラブルです。
シリンダーに付いているカムと呼ばれるパーツは錠前ケース内部を動かす役割がありますが、カムが長ければ長いほどシリンダーとの付け根部分に負荷がかかり易く、連結部で折れてしまったり外れるなどしてしまいます。
シリンダーの故障【原因と対策】
錠前ケースが原因と思われる場合
「経年劣化による故障」が原因、古い錠前ケースなどが起こりうるトラブル
長年使用され続けた錠前は金属疲労などの劣化によって、錠前ケースの内部に組み込まれている部品が破損してしまいデッドボルトを動かす動力が失われてしまう事があります。錠前ケースのデッドボルト故障【原因と対策】
その他
机やロッカー、キャビネット、電動自転車、バイクなどに使われている小型錠の場合、シリンダー自体が錠として使用されています。
その為、鍵が空回りをしてしまう原因の多くはシリンダー故障になります。
対応方法は↓
- 開けられない場合は、鍵の破錠開錠→シリンダー交換
- 開いてる状態であればシリンダー交換
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何が原因でカギがくるくる空回りしてしまうのか？理由がわかる事でしっかりとして対策ができ、無駄な出費を抑えることもできます。
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カギが空回りを起こして扉の開け閉めが出来ない場合の鍵修理は、玄関ドアが開いているか閉まっているかの状態で料金が変わります。